9月22日(土) アオリイカエギングなど

特に予定のない週末…

このところ土曜日は1時や2時に起きる生活を続けていたせいか

今日のように8時まで寝ていると どうも体調がすぐれない。


天気もそこそこいいようだし たまには近場で竿をだしてみましょうか。

アオリ&サヨリ・グレの2本立てコースの道具をかき集め

いざ 出陣。


11時 釣り開始。

まずはアオリの偵察。



干潮 濁り潮 潮動かず ピーカン晴れ 条件的には最悪に近い。

まぁ1杯でも顔が見られたらよし くらいのつもりで…


最初のポイントで最初のシャクリで いきなりのイカパンチ!!

あっ はずれた…


でもアオリがいることが分かったので

しばらくそのポイントで粘ってみたが その後はアタリなし。


二つめのポイントで 潮に乗せてエギを送り込み

竿先で チョン チョンと小さくシャクると

乗ってきた。



ほぼ実物大のコロッケサイズ。

4月の初めに日和佐の飲ませで釣って以来 半年ぶりのアオリだ。


1杯釣れたんで 次はエサ釣りの準備に取りかかる。


手返し重視 2.7mの延べ竿(へら竿)に

飛ばしウキだけつけた超シンプルな仕掛け。

マキエをパラパラ打っていると さっそく煙幕の下にうごめく小魚の群れが。


遠巻きにサヨリも回ってきた。

まずは おかずになるサヨリ狙いから。

先週はハリス14号の仕掛けだったのに 今日は0.6号。

細すぎて見えんがな。


サヨリはとても目がいい魚なので エサ付けには細心の注意が必要。

小さくて細い針に小粒のサシアミを針が全て隠れるように

丁寧に付けないといけない。

少しでも針が見えていると目のいいサヨリに見切られてしまう。



サヨリ釣りの釣果は仕掛けを入れる前のエサ付けで決まるといっても過言ではない。

そのため サシアミはできるだけ半解凍のものが使えるよう小出しにして

クーラーボックスなどで冷やしておく必要がある。


子どもの頃から 私のサヨリ釣りはサイトフィッシング。

一匹一匹エサをくわえ込んだ瞬間を見逃さず即アワセで掛けるスタイル。


マキエの煙幕を遠巻きに回って泳ぐサヨリの目の前に

スーーーっと針の付いたサシアミを引っ張り

サヨリが追いかけてきた頃合いを見計らってポーズ(一時停止)

サヨリがエサをパクッとくわえた瞬間を見逃さずにフッキング。



この方法だと百発百中。

市販のウキ釣り仕掛けでは

サヨリがエサをくわえてじっとしている時なんかはウキにアタリがでず

エサを吐き出してしまうことが多く キャッチ率はそれほど高くない。



10匹ほど釣ったところで ターゲット変更。

ハリスを0.6号から0.8号にアップし

針もグレ針の3号に変更。

マキエの下にうごめく黒い影。

それがグレだ。



20cm〜25cmくらいのサイズがヒットしてくる。

ここは30cm級も掛かるので,短いのべ竿で勝負するのはヒヤヒヤもの。

25cmを超えるサイズになると

キーーーンとラインを鳴らし 竿先まで海に引き込まれる。

20匹あまり釣ったところで


ターゲット再び変更。

エギングロッドを手に放浪の旅へ。


徒歩1分でポイント到着。

いろいろな方向を探ってみるものの

反応無し。

またグレ釣りに戻ろうかと 帰りながらシャクっていると

こんなところにおったんかい。



いい所 見つけたかも♪


その後も サクサクと…



同じポイントで…



順調にアタリは続いて…



気が付けば7連発。



潮の流れが変わってアオリの食いが止まったので

再びグレ釣りに戻る。


横で見ていたおっちゃんが 「簡単で なんぼでも釣れるな〜」と感心していたが

こう見えて いろいろなことを考えながらやってるんですけど。


基本はマキエとサシエを同調させるように

竿先で仕掛けをコントロールしていくが



小型のエサ取りが湧いてきたら

エサ取りと本命を分けるために マキエを打つポイントを前後2カ所にしたり

わざとマキエの煙幕からずらしたラインを流したり と

少しでも良型が釣れるように かなり考えながらやっている。



小型のエサ取りグレをかわすようにすると

25cm前後の引きを楽しませてくれるサイズが多くなった。


バケツに5,6匹溜まると スカリの中へ。



そんな作業を何回かしていると 魚の重みでスカリが壊れてしまった。



最後に アオリ狙いで何ヶ所か回ったものの 不発。



グレは全部リリースして アオリとサヨリのみ お持ち帰り。



グレに0.8号のハリスを飛ばされること 3回。

本日釣り上げた最大は26cm。

大きいサイズを短い延べ竿で獲るのは難しい。


最近は大物狙いの飲ませサビキ釣りばかりだった。

細かい駆け引きなしの力勝負の釣り。

極端な話 飲ませサビキであれば 釣りをしたことのない人でも

仕掛けを落として待っているだけで大きな鯛や青物が掛かってくることがある。


今回は小物であるが ターゲットによっていろいろな技を駆使し

うまく口を使わせないといけない釣り。

今日の3種類のターゲットも適当な釣り方をしているようでは

魚に見切られ まず釣れない。


食わすための魚との繊細な駆け引き…

最近忘れかけていた釣りの原点がそこにあるようだ。







本日の釣果 アオリイカ 8杯  サヨリ 10匹 
         グレ45匹